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中岳温泉は、大雪山系の山の中に潜む天空の秘湯。
ここでの足湯や入浴は、旭岳や中岳、黒岳などの登山客だけの特権です。
なぜなら標高約1800mの登山ルートの途中にあるから。
大自然に湧き出す白濁した天然温泉で、源泉100%かけ流し!登山とともに究極の露天風呂を体験してみましょう♪
1.ロケーション|更衣室やトイレなど設備は一切なし!
中岳温泉のロケーションは、天空の大自然に湧き出す神秘の湯どころ。
高山地帯の山中にある純粋な天然の温泉で、白濁した湯を楽しめます。
温泉といっても入浴施設があるわけではありません。
休憩所や売店などあるはずもなく、脱衣場もトイレもありません。
登山道沿いの渓流の脇にある岩陰から真っ白い熱湯が噴き出し、土に穴を掘ったのみの簡素な湯船に絶え間なく注がれているだけの野湯です。
周囲には真っ白に染まった岩もあれば、硫黄の湯気で黄色く変色した岩もあります。
おどろおどろしい色をした岩の隙間や影から真っ白い湯が沸き出て絶え間なく湯船へ流れ、湯船から溢れ出た白濁した湯は渓流へ。
温泉成分のためか、川の色も青白っぽい色になっています。
ほかではなかなか体験できない究極の秘湯です。
2.中岳温泉へのアクセス|登山道途中にて登山装備必須
この温泉がある場所は、大雪山系の主峰、旭岳近くにある中岳の中腹。
7月中旬から下旬に見ることができる白鳥の形をした雪渓とチングルマの花畑が有名な「裾合平」から中岳や間宮岳方面へ向かって行く登山道途中にあります。
恐らくこの温泉へ入るためだけに行くという人は稀有。
なぜなら、最寄りの公共交通機関、旭岳ロープウェイの終点姿見駅から中岳温泉までは、登山道を歩いて2時間以上もかかるからです。
基本的には、旭岳山頂まで登山をし、下山の際に同じ道を下るのではなく、旭岳の反対側へ下り間宮岳山頂や裾合平を経由する、周回コースの途中で中岳温泉に立ち寄るのが一般的です。
あとは、層雲峡温泉から黒岳山頂を通り、旭岳山頂経由で姿見駅まで縦走する際、天候都合で旭岳山頂への登頂が難しい場合の迂回路を歩く場合に中岳温泉へ立ち寄れます。
2-1.中岳温泉へのアクセスと大まかな時間
中岳温泉へ立ち寄ることができる旭岳周回コースの大まかな所要時間と、起点となる姿見駅までの交通アクセスについて紹介します。
○旭岳周回コース(中岳温泉経由)
姿見駅→(20分)→姿見の池→(2時間)→旭岳山頂→(1時間15分)→間宮岳→(25分)→中岳分岐→(30分)→中岳温泉→(40分)→裾合平→(1時間30分)→姿見駅
旭岳ロープウェイ山麓駅から姿見駅(山頂駅)まで約10分
○旭岳ロープウェイ山麓駅まで車での所要時間
- JR旭川駅から 約1時間10分
- 旭川空港から 約1時間
- 美瑛町街中から 約40分
- 富良野市街から 約1時間30分
- 道央自動車道 旭川北ICから 約1時間
- 札幌市内から 約3時間
2-2.中岳温泉へアクセスできる時期と装備
湯めぐり気分の散歩用サンダルで行くなんてもってのほか。スニーカーも危険。
しっかりした登山靴と登山に適したウエアなどの装備が絶対必要です。
また、大雪山系のどこもがヒグマの生息地域なので、ヒグマ対策も必須。
姿見駅を出てからはルート上に売店などは一切なく、水分補給できる箇所もないので、飲食物の準備や簡易トイレなどは必携です。
夏山登山の装備で安心して行けるのは概ね6月下旬から10月上旬まで。
以前訪れた時、6月末でも登山ルート上に雪渓が残っていたことがありました。
10月10日位に旭岳山頂まで無事に登頂できたこともありましたが、9月後半以降はいつ雪が降ってもおかしくない環境。
北国の高山地帯なので、残雪や降雪を避けて中岳温泉へアクセスできる時期はかなり短いです。
だからこそ、天空に潜む究極の秘湯なのです♪
3.中岳温泉での入浴|現実的には足湯。入浴するなら穴を掘る!?
中岳温泉は、長い登山で疲れた体を癒す絶好の休憩ポイント。
ゆったり浸かって疲れを癒し……といきたいところなのですが、登山客がいらっしゃる時は譲り合いが必要です。登山途中の休憩として、足湯利用目的の方が多いので。
3-1.足湯だけでも最高に気持ちいい!
もっとも、人工物がほぼなくあまりにワイルドな環境なので、周囲の目を気にして足湯だけにとどめるというほうが現実的かもしれません。
特に女性は、登山ウエアの中に水着を着ていないと入浴するにはかなり勇気がいるかもしれません。
でも、足湯だけでも十分!最高に気持ちいいです!足の疲れが癒されます。
しかもホンモノの天然温泉!街中にある「天然温泉」と表示された温泉施設とは訳が違います。
3-2.入浴するなら人がいないタイミングでまず穴を掘る
でも、せっかくなら足湯だけではなく入りたくなるのが温泉好きな人の心境。
登山客がいないタイミングを見計らい、入浴にチャレンジしてみました♪
まずは中岳温泉ならではの入浴準備をしなくてはいけません。
それは、穴掘りです。
ここの湯船は流れてくる砂利や砂でだんだん湯船が浅くなってしまうので、入浴できる深さにすべく、スコップで湯船の底を掘って深くします。
スコップはなぜか湯船の脇に置いてあります。
どなたかが持参し置いていったのでしょう。どこの誰かわかりませんが、感謝の気持ちを心で伝え、これを使用。
登山で疲れた身体を癒すために穴掘りという肉体労働をしなくてはいけないというのも悲しいのですが……、なかなか入ることのできない天空の秘湯を楽しむために頑張りましょう!
浅くてもちょっと体感してみた程度で楽しむなら掘らなくても大丈夫そうではありましたが、中岳温泉の儀式というかお決まり事として、少しだけ掘ってみました。
多少掘り、かき混ぜたために濁ったお湯が白く澄んできたら、再度まわりに人がいないことを確かめ、服を脱ぎ捨て湯船へドボン!
大自然の中で生まれたての姿になり真っ白い湯船へ飛込みました♪
4.中岳温泉の湯加減|匂い、温度、泉質、すべてが最高!
湯船は2つ。そのうちの1つは岩に隠れてちょっとしたプライベート空間。
究極の貸切露天風呂です♪
すぐ目の前の岩から湧き出た白い湯がこんこんと。
いかにも火山性の温泉らしい硫黄(硫化水素)の匂いが漂い、温泉情緒を感じます。
私が訪れた時の湯加減は絶妙!
湯が流れてくる付近は少々熱く注意しなくてはいけませんが、湯船自体はちょうどよい湯加減でした。
過去2、3回訪れた印象では、湯加減は匂い、温度、泉質ともすべてが最高!
熱湯が好きな方には気持ちぬるめ、ぬる湯が好きな方には気持ち熱めに感じる気がします。泉温が熱い時は、渓流から水路を開拓しないと……。より重労働ですけどね。
湯加減はその日の気温にも影響されるので一概には言えません。なんせホンモノの天然温泉、自然のままの温泉なので、ありのままの姿を楽しみましょう!
5.天空の秘湯は足湯だけでも存分に秘湯気分を楽しめる
大自然の中に突如湧き出る真っ白い湯。
中岳温泉は、登山をした人だけが味わえる天空の秘湯です。足湯だけでも存分に秘湯気分を楽しめますよ♪