知床入口、標津町の川北温泉は極上の野湯♪秘湯好きにおすすめ!

川北温泉(nobuka)

知床の入口、北海道標津町にある川北温泉は山奥に潜む極上の野湯。
白濁した硫黄泉の湯は間違いなく名湯。秘湯好きに絶対おすすめです!

露天風呂しかない無人の温泉ですが、簡素ながら男女別更衣室もあり浴槽も男女別なので、女性も気兼ねなく入れます(多分ww)。
アクセスするのはちょっと大変ですけど、秘湯ファンや秘境好きには絶対おすすめ!

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川北温泉のロケーション

川北温泉(nobuka)

川北温泉は、知床半島のつけ根の部分を横断する国道244号の途中から林道に入り、山の中を延々と進んだ先にあります。
標津町の街中から林道の入口までは車で約20分、さらに未舗装のガタガタな道を15~20分進んでようやくたどりつきます。

完全無人の無料温泉

林道を延々と進んだ先に現れる川北温泉。施設はこれだけ!
管理人室などはなく、完全無人の温泉施設で、入浴料も無料です。

ほかにお客さんがいなければ大自然の山の中で貸し切り状態!ただし、ヒグマなど怖~い野生動物がいるかもしれず、完全貸し切りではないかもしれませんので念のためご用心を……。

キャンプは禁止

川北温泉(nobuka)

川北温泉でのキャンプは禁止されています。野営・野宿はできません。

川北温泉周辺やアクセスする林道のいたるところにヒグマの注意喚起の案内のほか、目撃情報の看板も出ています。
飲食物を温泉や林道に残さないよう要注意です。

仮にキャンピングカーだとしても、食事の煮炊きをするとどうしても匂いが出るのでヒグマを誘引してしまう可能性がありますしね…。
ロケーション的に惹かれはしますが、ここではおとなしく日帰り入浴だけ楽しみましょう。

冬季は閉鎖、行けるのは6月上旬~10月中旬か下旬まで

川北温泉まで通じる林道は例年春から秋までしか通れません。冬季閉鎖です。

春といっても本州などとは異なり北海道、しかも道東の春は遅いです。
通行できるのは例年、概ね6月位から10月中旬か下旬くらいまでです。

ただし、悪路のため天候状況などにより通行止めになることもあるので、訪れる際には標津町役場の公式ホームページで情報を確認してからのほうが無難です。

川北温泉の施設|駐車場、休憩室、トイレ、脱衣場、ほか施設

小さな小屋のような建物が2棟あるだけの施設。まずは何があるのかをチェックしましょう。

川北温泉の駐車場

川北温泉(nobuka)

訪れた時はちょうど見事な紅葉でした!(10/21)

駐車場はかなり広いので、車が数台訪れたくらいなら全然問題なさそうです。もちろん駐車料金無料(笑)
ちなみに、上写真左手の建物は休憩室、右手奥の建物が男女別更衣室で、その先に浴場があります。

川北温泉の休憩室

川北温泉(nobuka)

川北温泉(nobuka)

休憩室の中は簡易的なテーブルと椅子があります。万が一雨が降ってきた時でも雨宿りできます。

川北温泉のトイレ

トイレは休憩室や脱衣場から少し離れた場所にあります。
駐車場から休憩室や脱衣場を背にした反対型にありますが、簡易式のトイレです。

川北温泉(nobuka)

使用するには少々抵抗ある方がいるかもしれませんが、山奥なので背に腹変えられません。
トイレが用意されているだけ有難いです。紙は各自用意しておいたほうがよいかと思います。

川北温泉の脱衣場

川北温泉(nobuka)

脱衣所は建物正面から見て左が男性、右が女性。
中はそれほど広くはなく、同時に3人くらい着替えると窮屈に感じるかもしれません。譲り合い精神が必要そうです。
脱衣場の奥、幕の裏側に温泉があります。

川北温泉(nobuka)

川北温泉にはほかに何がある?

無人の川北温泉には売店なんてありませんし、自販機もありません。
温泉につきものの瓶入り牛乳は手に入りませんし、マッサージ機や卓球台もありません。
ジャグジーやサウナもちろんありません。

川北温泉にあるものは、ここで紹介した各施設のほかは、白濁した湯をたたえる露天風呂がある浴場だけ。これで全てです!

では、脱衣場で服を脱ぎ、いよいよ山奥の秘湯に入浴してみましょう!

川北温泉の泉質は最高級!白濁した硫黄泉

川北温泉(nobuka)

脱場から浴場に進むと、屋根はなく完全オープンエア。
周囲を山中の木々に囲まれているとはいえ少し広々とした開放的な雰囲気です。

浴場に洗い場はあるけどシャワーはなし

川北温泉(nobuka)

正面に真っ白い湯をたたえる露天風呂があり、左手に洗い場があります。
ありがたいことに、椅子と風呂桶、さらにマットまであります。

浴槽に浸かる前にまずは身体を洗いましょう。

ただ、ここにはシャワーなどありません。風呂桶で湯船の湯をすくうしか身体を洗い流す方法がありません。
湯船の湯を身体にかけ流し、綺麗にしたら入浴!

真っ白い湯が源泉かけ流しで♪

川北温泉(nobuka)

絶え間なく注がれている真っ白い湯。

案内や記載がないので断言はできませんが、恐らく(きっと間違いなく)源泉かけ流しです♪ここに循環ろ過装置などあるわけないでしょうし……。

一応厳密に言うと、源泉が熱すぎるので加水のみしているという状態です。

泉質は温泉情緒を感じる硫黄泉

川北温泉(nobuka)

現在の温泉法に則ると、川北温泉の泉質は「硫黄泉」。
以前の温泉法だと「含ホウ酸-食塩硫化水素泉」という分類で、温泉情緒を感じる硫化水素の匂いがする、塩分を多く含む泉質のようです。

湯船の淵には白っぽい温泉成分がこびりついています。これこそ泉質のよさの証!

川北温泉(nobuka)

温泉分析書など公的書面はないのですが、現地に掲げられている情報によると源泉温度は約60度。

温度が高いので、湯船が熱すぎるようならホースから水を引き入れ薄めて入浴するという仕組みです。

川北温泉(nobuka)

では入浴!
足を湯につけた瞬間「熱っ」と感じたものの、すぐに身体が慣れました。

この温泉、ホントに極楽♪最高です!

川北温泉(nobuka)

なぜこんな山奥に温泉が?

なぜこんな山の中に露天風呂がぽつんとあるのでしょう?
広い駐車場と、タイル地の浴槽を見て、勘がよい方はピンときたかも。

実は、川北温泉はかつて旅館や保養所だったのです。

開湯は明治時代

開湯は意外と古く明治時代で、長いこと温泉旅館がありました。
その後旅館が廃業してしまい、かわりに標津町が川北温泉町民保養所として昭和時代後期まで営業していたそうです
しかし保養所も廃業することになり、建物が撤去されました。

地元の愛好会の方々が維持管理

川北温泉(nobuka)

保養所の閉鎖とともに建物は撤去されたものの、浴槽だけは残り、地元の川北温泉愛好会の方々によって脱衣所や休憩所、トイレが設置されました。
愛好会の方々が清掃も行い、温泉の維持管理を行っています。

無人の温泉とはいえ、しっかりと維持管理している方々がいます。
だからこそ、朽ちることなく露天風呂が残っていて、綺麗な状態で入浴できるのです。

愛好会の方々に感謝!

川北温泉へのアクセス|標津町の街中から川北温泉まで

山奥にひっそり佇む川北温泉へ行くにはどんな道中なのでしょう?
ここでは標津町の街中方面から行く場合のアクセスについて、写真を多々入れて紹介します。

標津町の街中から知床方面へ向かい、羅臼町方面へ向かう国道335号線との分岐を左。しばらく牧歌的な風景が左右に広がる国道244号線を進みます。

標津から川北温泉アクセス(nobuka)

カーブや登り坂が増えてきて少しずつ知床半島のつけ根の山の中へと入っていきます。
平地から山中に入ってほどなくすると、川北温泉が左にあることを示す道路標識が現れます。

川北温泉入口(nobuka)

目印はこれ!曲がり角は間もなくなので車を減速

川北温泉入口(nobuka)

橋の手前で左折、林道へ

この先はうっそうとした木々に囲まれた林道をひたすら進みます。
デコボコとした砂利道で、決して快適なドライブではありません。むしろ苦行かも!?

川北温泉へのアクセス

車高が低い車だと恐らく時折底をガリっと擦ります。
災害などで度々長期通行止めになったことがあるという、なかなかの悪路です。

大きな水たまりがあったり落石が転がっていたり、崖が迫るところを通る箇所もあるので運転は慎重に。

川北温泉へのアクセス

途中いくつも「ヒグマ注意」の看板があります。
不用意に車を停めて下車するのは止めたほうがいいですし、万が一車がトラブルを起こして動かなくなったら最悪です。ホントに慎重に…!

本当にこの先に温泉があるのだろうか…、道間違えていないだろうか…、と心配になるくらいの山道。
かなり心細く不安感がいっぱいになってきたところで「川北温泉まであと1㎞」の案内表示がありました。

川北温泉へのアクセス

もう少々進むと山の中がちょっと開けてきます。
木々の先に建物がチラリ。川北温泉に到着です!ほっとひと安心♪

川北温泉へのアクセス

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秘湯好きの方に絶対おすすめ!

川北温泉へのアクセス

山奥にふんわり漂う温泉の匂い。
湯の底が見えないくらい白濁した湯。
これが無料で入浴できるなんて、贅沢すぎます!

いつまでもこのまま入浴していたくなるくらい、素晴らしい湯。
帰るのが名残惜しくなったほどの名湯です。林道を恐る恐る進んできた甲斐があります。

これぞ秘湯!
知床の入口、標津町の山中にある川北温泉は極上の野湯を楽しめます。秘湯好きの方には絶対おすすめ♪

 

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